【速報】個人向け国債の金利上昇、0.69%に

2024/06/05

個人向け国債

財務省が本日、今月募集する個人向け国債(変動10)の初回適用利率を0.69%(税引き後0.5498265%)にすると発表しました。これで3カ月連続の上昇。長かった超低金利時代が終わり、ジリジリと上がり始めているようです。

募集期間は6月6~28日。発行日は7月16日です。

(→財務省の発表資料はこちら


変動10の金利は、日銀による「異次元の金融緩和」の影響で長らく最低ラインの0.05%が続いていましたが、2021年の秋ごろからジリジリと上がり始め、2023年11月には0.60%まで上昇。ただ、その後は下落に転じ一時0.4%台をさまよっていました。

しかし今年3月、日銀の植田総裁が2016年から続けてきたマイナス金利の解除を発表したことで、再び上昇基調に。結果的にこの3年足らずの間で利率が13倍以上になった計算です。

参考までに、ここ数年の変動10の金利の推移をグラフで示しておきましょう。


個人向け国債(変動10)の金利推移(%)

いや~、上下動を繰り返しながらも、右肩上がりでの伸び続けていますね。

とはいえ、安全資産置き場として国債を活用している立場からすると、まだまだ物足りないレベル。これではとても昨今の物価上昇をカバーできません。個人的には、せめて1%は超えてほしいところです。



最もマシな安全資産置き場はどこか

ではここで、いつものようにメガバンクの金利や、高金利をウリにしている主なネット銀行の金利と比較して、「今の日本で最もマシな安全資産置き場はどこか」を考えてみましょう。

(データは6月5日現在。利率はいずれも税引き前の数字。新規口座開設者限定のキャンペーン金利も含まれています


3大メガバンクの普通預金 0.02

3大メガバンクの定期預金 0.025% ※1年もの

あおぞら銀行の普通預金  0.20

SBI新生銀行の定期預金   0.40% ※1年もの

東京スター銀行の定期預金 0.45% ※1年もの

あおぞら銀行の定期預金  0.45% ※5年もの

オリックス銀行の定期預金 0.50% ※1年もの

SBJ銀行の定期預金    0.55% ※2年もの

個人向け国債(変動10)   0.69% ※6月募集分

SBJ銀行の定期預金    0.75% ※4年もの


ご覧の通り、日銀がマイナス金利を解除した影響か、このところネット銀行の間では高金利の定期預金キャンペーンを打ち出す動きが広がりつつあります。特にSBJ銀行は新規口座開設者を対象に、4年もの定期で変動10を上回る0.75%の金利を設定してきました。(既存の顧客の場合は0.70%です)

ただ、今が金利上昇局面の途上であることを考えると、ここで長期の定期預金を組んで利率を固定させてしまうより、変動10で今後の金利上昇の波に乗っていく方が得策ではないかと感じます。

というわけで、今の日本で最もマシな安全資産置き場は依然として個人向け国債(変動10)だろう、というのが僕の考えです。

念のためですが、これは総資産の何割かを全世界株式インデックスファンドなどのリスク資産に割り振ったうえでの話です。資産のすべてを円預金や個人向け国債といった安全資産で保有していたら、昨今のインフレ・円安で価値が目減りしてゆくだけなのでご注意ください。


自分の写真
コロナ禍のなか、45歳で新聞社を早期退職し、念願のアーリーリタイア生活へ。前半生で貯めたお金の運用益で生活費をまかないながら、子育てと読書と節約の日々を送っています。

過去記事(時系列)

このブログを検索

ブログランキング・にほんブログ村へ

ご意見ご感想 お待ちしています

名前

メール *

メッセージ *

QooQ