個人向け国債金利0.72%に、ネット銀行と比べると

2024/07/03

資産運用

財務省が本日、今月募集する個人向け国債(変動10)の初回適用利率を0.72%(税引き後0.5737320%)にすると発表しました。これで4カ月連続の上昇です。

募集期間は7月4~31日。発行日は8月15日です。

(→財務省の発表資料はこちら


変動10の金利は、日銀による「異次元の金融緩和」の影響で長らく最低ラインの0.05%が続いていましたが、2021年の秋ごろからジリジリと上がり始め、2023年11月には0.60%まで上昇。その後、一時伸び悩んでいましたが、今年3月、日銀の植田総裁が2016年から続けてきたマイナス金利の解除を発表したことで再び上昇基調に戻りました。

参考までに、ここ数年の変動10の金利の推移をグラフで示しておきましょう。

(画像をクリックするとくっきり見えます)


個人向け国債(変動10)の金利推移(%)

上昇下降を繰り返しながらも、おおむね右肩上がりでの伸び続けていますね。

とはいえ、安全資産置き場として国債を活用している立場からすると、まだまだ物足りないレベル。これではとても昨今の物価上昇をカバーできません。個人的には、せめて1%は超えてほしいところです。



最もマシな安全資産置き場はどこか

ではここで、いつものようにメガバンクの金利や、高金利をウリにしている主なネット銀行の金利と比較して、「今の日本で最もマシな安全資産置き場はどこか」を考えてみましょう。

(データは7月3日現在。利率はいずれも税引き前の数字。新規口座開設者限定のキャンペーン金利も含まれています


3大メガバンクの普通預金 0.02

3大メガバンクの定期預金 0.025% ※1年もの

あおぞら銀行の普通預金  0.20

東京スター銀行の定期預金 0.45% ※1年もの

SBI新生銀行の定期預金   0.50% ※1年もの

auじぶん銀行の定期預金  0.55% ※1年もの

SBJ銀行の定期預金     0.55% ※2年もの

オリックス銀行の定期預金 0.60% ※1年もの

SBJ銀行の定期預金     0.70% ※4年もの

個人向け国債(変動10)     0.72% ※7月募集分


いかがでしょう。

ここ最近の国債の金利上昇に歩調を合わせて、ネット銀行の預金金利も徐々に上向いてきました。まだまだ1%には届きませんが、日本もようやく「金利のある世界」に戻ってきたという印象です。

とはいえ現時点では、財務省が今回発表した国債金利を上回る利率を打ち出している銀行は見当たりません。

というわけで、今の日本で最もマシな安全資産置き場は、依然として個人向け国債(変動10)ということになりそうです。

念のためですが、これは総資産の何割かを株式インデックスファンドなどのリスク資産に割り振ったうえでの話です。資産のすべてを円預金や個人向け国債といった安全資産で保有していたら、昨今のインフレ・円安で価値が目減りしてゆくだけなのでご注意ください。


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コロナ禍のなか、45歳で新聞社を早期退職し、念願のアーリーリタイア生活へ。前半生で貯めたお金の運用益で生活費をまかないながら、子育てと読書と節約の日々を送っています。

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