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珍しく東京に用事があったので、このほど3泊4日で都心に滞在しました。
宿泊先は1泊3000円のカプセルホテル。
カプセルとはいえ、物価高のこのご時世に、しかも東京のど真ん中で、こんなに安く快適なホテルライフを送ることができるのかと少々感動したので、今回はその模様を報告します。
ネットで見つけた歌舞伎町の格安カプセル
僕が東京を訪れるのは、昨夏に伊豆諸島の式根島へ魚突きに出かけたとき以来1年ぶり。とはいえ、そのときは竹芝桟橋から船に乗るために都心に立ち寄っただけなので、街中では1泊もしていません。
じゃあ、東京の街中で最後に宿泊したはいつだろうと考えてみたら、多分、新聞記者時代の出張だったと思い至りました。つまり、3年以上ぶりの都心滞在ということになります。
この間、円安が進み、インフレが進み、コロナ過を経て外国人観光客もV字回復しているから、都内の宿泊料金はさぞかし高騰しているんだろうな、と心配しながらインターネットでホテルを探してみたところ……。
意外や意外。
観光ホテルやビジネスホテルはいざ知らず、僕が利用するようなカプセルホテル業界には格安施設がしっかり生き残っていました。
なかでも心ひかれたのが、楽天トラベルで見つけたこの物件。
新宿駅徒歩10分で、1泊なんと3000円(平日)。
これなら30泊しても9万円の計算だから、賃貸マンションより割安じゃないか!と大喜びして3連泊の予約を入れました。
東京での用事そのものは1泊あれば事足りる内容だったのですが、この機会に会っておきたい人や行っておきたい場所があったので、少し長めに滞在することにしたのです。
(こういうのが無職のいいところ)
予想以上に快適だった3泊4日
で、上京初日。
夕方に用事を終え、今も東京で働いている新聞記者時代の先輩と久々に再会して食事し、夜11時過ぎに新宿駅東口から歩いてホテルへ向かいました。
聞きしにまさる歌舞伎町の喧騒を眺めつつ、人混みをかきわけながら北へ進んでいくと、ネオンのまぶしさが幾分やわらいできたあたりで目的のホテルにたどりつきました。
チェックインを済ませて館内を見て回ると、ロッカールーム、大浴場、カプセルルーム、トイレ……と、どの部屋も掃除が行き届いています。
食事机が並ぶ共有スペースには、冷水サーバーや熱湯のポットもそろっていて、宿泊客が思い思いにコンビニ弁当を食べたり、テレビを見たりしています。
空調(暖房)も暑すぎず、寒すぎず、ちょうどいい感じ。
それから客層も、サラリーマン風のおじさんが多く、「見るからにヤバそうな奴」は見当たりません。
うん、これなら快適に過ごせそうだと安心しました。
結局、僕はこのホテルで3連泊したのですが、第一印象の通り、いたって快適なホテルライフでした。
強いて良くなかった点を挙げれば、1度だけ夜中にカプセルルームで攻撃的な内容の独り言を繰り返す「おかしなおじさん」がいたことくらい。まあ、別に暴れるわけでもなく、それほど長時間続いたわけでもなかったので、さほど気になりませんでしたが。
というわけで、僕のように「豪華な宿泊を楽しむのが旅の目的ではない」「寝る場所なんて清潔で安全ならOK」という人であれば、東京にもまだまだ安く泊まれる場所はあるんだ、ということを実感した今回の旅でした。
ただし、こういうホテルは週末になるとほぼ満室で、料金も1000円以上高くなります。つまり、この安さで東京滞在を楽しめるのは、平日でも自由に動けるリタイア民の特権だというわけです。