つかめFIRE! わが節約道(結婚・車・保険・住宅編)

2022/11/20

節約

 

前回に引き続き、僕が実践してきた節約法の紹介です。今回は、人生のより大きな支出案件をコストカットする方法を解説します。

 


●結婚式をしない

これ一発で膨大な時間と労力とお金を浮かすことができる即効性に優れた節約法です。

僕は昔から入学式や卒業式といったセレモニーを「面倒くさい」と感じてしまう性分で、自分の結婚式というのはその最たるものだろうと前々から思っていました。

いつやるか、どこでやるか、ということに始まり、何人ぐらい呼ぶか、誰を呼ぶか、何を着るか、何を話すか、引き出物は何にするか……と際限なく考えることが増え続ける。そのうえお金も逃げてゆく。

もう地味婚とか少人数婚とか言わず、何もやらないのが一番じゃないかと思って妻に提案したところ、あっさり賛成してくれました。この節約法の成否を分けるのは、一にも二にも相手選びです。

なお、「式は挙げなくていいけど結婚写真はほしい」という方は、結婚式場の無料体験プランみたいなのに申し込めば、厳かに着飾ったツーショット写真をプロが撮影してくれます。うちも妻の希望でこれだけやりました。

 

●新車を買わない・車を持たない

新聞記者として地方に赴任していたころは、マイカー取材が基本だったので、いつも中古の小型車に載っていました。

幼少期にミニカーやチョロQにはまったことを除けば、クルマへのこだわりはないので、「走れば何でもいい」という感覚です。

リタイア後はその中古車も手放したので、自動車税、駐車場代、保険代、車検代といった年20万円を超す維持コストとも手を切ることができました。

外出は基本、徒歩か自転車。

時間だけはたっぷりあるので、必要なら30分でも1時間でもペダルをこぎます。世の中には健康のためにエアロバイクをこいでいる人さえいるのだから、全く苦にはなりません。

家族でキャンプに出かける時などはレンタカーを使いますが、マイカーの維持コストに比べれば微々たる出費です。

(※マイカーの賢い手放し方はこちらの記事で解説しています。) 

●なるべく保険に入らない

記者時代は会社の団体生命保険に入っていましたが、今は公的保険と賃貸マンションの火災保険、自転車保険くらいです。

 

●家を買わない

僕は賃貸派です。

記者時代は一貫して、会社の住宅補助を受けながら賃貸マンション暮らしを続けてきました。おかげで給料の多くを貯蓄にまわすことができました。これが40代でFIREを達成できた最大の理由だと思います。

僕が早期退職するとき、何人かの先輩後輩が「うちは無理。家のローンがまだまだ残ってるもん」と話すのを聞いて、「家を買わなくて良かった」とつくづく感じたものです。

もちろん、家を買うべきかどうかは、その人の価値観の問題です。

理想の家に住む、自分の城を手に入れるということに幸福を感じ、そのために多くの時間を捧げても悔いはないという方なら何の問題もありません。

しかし、理想の家より自由な時間、自分の城より身軽な人生に憧れを抱くタイプの人間は、返済に何十年もかかるような住宅ローンに将来を縛られるべきではありません。これは節約というより人生戦略上のポイントだと思います。

(※物件を一括買いする資金力はあるけど税制上の優遇を受けるために敢えてローンを組んでいる人、あるいは、将来値上がりする物件を見極める眼力がある人は、この限りではありません。) 

◇ ◇ ◇ 

以上、思いつくまま書いてきましたが、いかがだったでしょうか。

「こんな貧乏くさい人生を送るくらいなら定年まで働いた方がずっとまし」と感じた方もいるでしょう。

僕の節約法が万人向けでないことは重々自覚しています。そもそも、みんながこんな人生を送り始めたら日本経済はメチャクチャになってしまうでしょう。

あくまで、生き方の一例として受け取めていただければありがたいです。 


最後に一つ補足しておくと、我が家では教育費だけは例外的にガンガン使っています。

これは一種の先行投資だし、親の価値観だけで削っていい性質のものではないと思うからです。まあ、それにしても驚くほど使っています。将来、我が家の家計が行き詰まることがあるとすれば、それはきっと教育費破産でしょう。

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コロナ禍のなか、45歳で新聞社を早期退職し、念願のアーリーリタイア生活へ。前半生で貯めたお金の運用益で生活費をまかないながら、子育てと読書と節約の日々を送っています。

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