【告知】またまた赤報隊事件の考察

2023/07/13

新聞業界

今回はお知らせというか宣伝です。

以前、【赤報隊に会った男】という連載をnoteで発表したことをこのブログで告知させてもらったことがありますが、つい先日、またまた赤報隊事件に関する考察をnoteに投稿いたしました。

今回のタイトルは〈「赤報隊=野村秋介黒幕説に違和感あり」元朝日新聞キャップの異論〉。

警察庁広域重要116号事件(赤報隊事件)の被害者である朝日新聞社で、この事件の取材班キャップを長年務めた経歴を持つノンフィクション作家の樋田毅氏が、会員制月刊誌FACTA7月号に寄稿した記事を読み解く内容です。


改めて説明させてもらうと、116号事件とは、赤報隊と名乗る謎の犯行グループが昭和の終わりから平成の初めにかけて、朝日新聞社、竹下登総理、中曽根康弘元総理、リクルート元会長らを標的にして起こした連続テロ・脅迫事件です。

一連の犯行で朝日新聞の若手記者が命を失いましたが、犯人が特定されないまま時効が成立。帝銀事件や三億円事件、グリコ・森永事件などと並ぶ大型未解決事件として戦後史に刻まれてしまいました。

かねてからこの事件に興味を持っていた僕は今年、赤報隊と新右翼団体「一水会」元代表・鈴木邦男氏(故人)との関係を検証した連載【赤報隊に会った男】を執筆し、4月にnoteで公開したのですが、その直後に文藝春秋が驚くべきスクープを放ちました。

それが同誌6月号の〈朝日襲撃「赤報隊」の正体〉という特集記事です。


赤報隊の背後に、鈴木邦男氏の盟友でもあった大物右翼の野村秋介氏(故人)が黒幕として存在していたのではないか――――。関係者の証言をもとにそんな真相をあぶりだそうとした記事内容に興味をそそられた僕は、すぐさまnoteに〈文藝春秋がつかんだ赤報隊事件の新証言〉と題した考察記事を書きました。

すると今度は、元朝日新聞116号事件取材班キャップの樋田氏が、「文藝春秋の野村黒幕説には違和感がある」と疑問を投げかける長行記事をFACTA7月号に寄稿。こちらも非常に興味をそそられる内容でした。

というわけで、今回はこの樋田論文をじっくり読み解き、文藝春秋の特集記事と読み比べる形で僕の考察を書かせていただいた次第です。

以上、長々とした宣伝になってしまいましたが、116号事件に興味をお持ちの方は是非お読みいただき、ご意見・ご批判・ご感想をお寄せ下さいますようお願いします。


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コロナ禍のなか、45歳で新聞社を早期退職し、念願のアーリーリタイア生活へ。前半生で貯めたお金の運用益で生活費をまかないながら、子育てと読書と節約の日々を送っています。ただいま49歳。

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