いろいろあった2023年もあとわずか。
今回は大晦日らしく、この1年間の自分のリタイア生活を振り返って、「今年はこれをやった」と胸を張って言えることをリストアップしてみようと思います。
果たしていくつ挙げることができるか……
①キックボクシングの練習を始めた
「会社を辞めて自由時間ができたから何かスポーツを始めよう。できれば格闘技をやってみたいな」と前々から考えていたのですが、ようやくその一歩を踏み出すことができました。
今年4月、隣町の公立体育館で開講されているキックボクシング教室に入門。週1回の頻度で練習に通うようになったのです。
格闘技を習うのは、高校時代に空手道場に通って以来30年ぶり。3年前に早期退職して以降、長年の運動不足を解消すべくジョギングや筋トレを続けてはいましたが、それがいかに自己満足レベルだったかを思い知らされました。
とにかく、すぐに息があがる。股関節が固くなっていて足が高く上がらない。翌朝、筋肉痛に襲われる……。
本格的にやっている人たちからみたら、ほんの準備体操のような練習メニューであるにもかかわらず、40代後半の身には結構ハードです。
最初はどうなることやらという感じでしたが、それでも何とか継続することができているのは、とにかくエンジョイを目的としたクラスであり、先生が優しいお陰でしょう。
②トカラ列島で魚突き
「日本最後の秘境」と呼ばれるトカラ列島。その中でも最も小さく、手つかずの自然が残っている小宝島は、魚突きを趣味とする僕にとって昔から憧れの地でした。
交通の便が極端に悪いため会社員時代は訪れることができませんでしたが、早期退職したお陰でついにこの夏、夢を実現。観光客が全くいないサンゴ礁の海に潜って、思う存分、魚突きを楽しんできました。
48歳にして人生の宿題をまた一つ、片づけることができた気分です。滞在中の様子はこちらに詳しく記しているので興味のある方はぜひ読んでください。
③2つの連載記事をnoteで公開
こちらは新聞記者時代にやり残していたテーマを未練がましく追いかけ、個人的に連載記事を書いてnoteで発表しました、という話です。すでに読んでくれた方もいらっしゃるかもしれませんが、改めて紹介させてください。
まず一つは「赤報隊に会った男」(全12回)。1980年代に発生した警察庁指定116号事件(赤報隊事件)に関する考察です。今年2月、「真犯人を知っているのでは」と一部でささやかれていた鈴木邦男・元一水会代表の訃報に接し、かつての取材メモを読み返しながら一気に書きあげました。
もう一つは「八つ墓村埋蔵金伝説の研究」(全7回)。横溝正史が小説「八つ墓村」の中で描いた尼子落人の埋蔵金伝説のルーツを探る話です。
こちらも昔から興味を持っていたテーマですが、記者時代はじっくり調べる時間がなく、早期退職で自由時間が増えたことで「このさい徹底的に調べてみよう」と思い立ち、岡山へ調査旅行に出かけました。
自分で言うのもなんですが、「これまで誰も見つけることができなかった八つ墓村伝説のルーツをついにが突き止めたぞ!」と叫びたくなるような発見がありましたので、金田一耕助ファンにはぜひ読んでもらいたいです。
(※こちらの連載は現在、Kindle出版を目指して加筆・修正中。なので当面非公開としています。)
④資産を増やした
これは僕が頑張ったというより、相場が良かったと言うべきでしょう。1年を通じてインデックス投資や個別株投資が好調で、含み益が倍増。お陰で我が家の資産総額(非公開)も年始より幾分増えました。少なくとも経済状況に関する限り、僕の早期リタイア人生は今のところ順調と言えそうです。
まあ、大体こんなところでしょうか。
細かいことを言えば、この他にも実家の母親と一緒に富山・長野方面を旅行したとか、四国で魚突きをしたとか、老いた父親を筋トレデビューさせたとか、いろいろ記しておきたいことはあるのですが、またの機会にします。
まあ、社会の真ん中でバリバリ働いている方々から見れば、どれも取るに足らない出来事ですが、家でゴロゴロしているリタイア民としては結構アクティブに動けた1年間だったと思います。
反対に、なかなかうまくいかなかったのは、このブログの運営です。
もっとガンガン記事を書いて、定期収入とは言わないまでも、小遣い程度の広告収入を稼ぎたいなと常々思っているのですが、まだまだアクセスが少なくて、そんなささやかな願いさえ叶っていません。
来年はもっともっと読者を増やすべく、知恵を絞って面白い記事を書いていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。
それではみなさん、良いお年を。