その18日間の出来事を記録したドキュメンタリー動画が完成しました。
今回はその紹介です。
前にも書いた通り、今回の旅行には水中撮影に適した小型カメラ「GoPro」と、それを額に固定できる水中マスク(ゴーグル)を持参しました。
なので、僕は常に額にカメラを搭載した状態で海に潜っていました。
そして海の中でターゲットになりそうな魚を発見したら、手探りでカメラの電源を入れて録画をスタート。自分の視界とほぼ同じ映像を記録しながら獲物を仕留めていたわけです。
その結果、旅行を終えた時には数時間にわたる膨大な水中映像が撮りためられていました。
もちろんその中には、打ち出したヤスを魚にかわされて逃げられるシーンや、岩と海藻しか映っていないような失敗映像も大量に含まれています。
帰宅後にそれらを延々と見返しながら、見ごたえのあるシーンを抜き出し、それらをつなぎあわせて編集したのが、今回完成した13分余りのドキュメンタリーです。
ちなみにドキュメンタリーの中には、水中マスクに固定したカメラで撮影した自分目線の映像ばかりではなく、魚突きに興じている僕の姿を少し離れた場所から第三者が撮影したような映像も含まれています。
実はこれ、誰かに撮ってもらったわけではなく、一時的に水中マスクからカメラを取り外し、録画オンにしたカメラを海底の岩に固定して、その前で魚突きの動作を再現してみせた「自撮り映像」なんです。
なぜこんなことをしているかというと、同じような構図のシーンばかりが続くと、そのうち視聴者が飽きてしまうんじゃないかという思いがあるから。映画やアニメと同じく、様々なアングルからの映像を織り交ぜた方が変化があって面白いだろうと考えてこんなふうな構成にしています。
また、第三者視点の映像を加えることで、魚突きを全く知らない人が見ても「なるほど、こんなふうに体を動かして潜ったり、浮上したり、ヤスを打ち出したりしているのか」と理解しやすくなるんじゃないかと、勝手に想像しています。
というわけで、この作品は僕自身が主演・監督・撮影・編集といった役割を全部こなして作り上げました。そういった制作の裏側にもあれこれ思いをはせながら鑑賞していただければありがたいです。
なお、去年の夏、とある南の島に1カ月滞在してプチ自給自足生活を送った時のドキュメンタリー動画もすでに制作・公開しています。
興味がある方はぜひこちらも見ていただければ嬉しいです。