【南の島30連泊日誌②】GoProで水中撮影にハマる

2024/08/13

旅・アウトドア

南の島でプチ自給自足生活を始めてちょうど2週間が経ちました。

島に滞在するのは1カ月の予定なので、そろそろ折り返し点といったところ。最初の1週間の活動報告は前回の記事〈南の島30連泊日誌①〉にまとめましたが、その後もいろいろありましたので、このあたりで第2弾のレポートをお届けします。

(※このブログの写真は全てクリックするとくっきり見えます)


安物カメラに失望して購入を決断

僕にとってここ最近の島暮らしの大きなトピックと言えば、水中撮影の魅力にとりつかれたことでしょう。

今回の旅行に出かける前、僕はネット通販で某メーカーの防水カメラを購入していました。値段は5000円台と超安物です。

なぜ、こんなに安いやつを選んだかというと、防水カメラって実は壊れやすいんです。僕は子供が生まれて以来、これまでに何度も1~2万円クラスの製品を買い、家族で海へ遊びに行くたびに水中写真を撮ってきました。

すると、どのカメラも初めのうちは調子いいんですが、やがてレンズの内側が曇り始め、最後は海水が内部に入り込んで故障する……この繰り返しでした。

だから、僕の中では防水カメラって消耗品。近ごろはもう勿体ないと感じるようになって買うのをやめていました。

ただ、今回は30連泊という長期滞在。水中写真を全く撮らないというのも逆に勿体ないなと思って、ネット通販で見つけた最安レベルの商品を買ってみたわけです。

ところがこれ、大ハズレでした。

まあ、この写真を見て下さい。


4Kカメラと謳っているくせに、「油絵か⁉」とツッコミたくなるような画像の粗さ。

しかも、バスクリン風呂みたいな緑色。

あまりに腹が立ったので「なんじゃこりゃあ」とX(旧Twitter)で不満をぶちまけたところ、複数のフォロワーさんから「水中撮影ならGoProがいいよ」とアドバイスが返ってきました。

恥ずかしながら、僕はこのとき初めてGoProというアウトドア用に開発された米国製の有名なカメラがあることを知りました。ネットで調べてみると確かに評判がいい。けど、安くはない。2~3日迷った末、僕はようやく意を決して注文しました。

型落ちモデルとなるGoPro10本体と、防水性能を強化するケースを合わせて計37000円余り。普段、大根1本買うにも割高か割安かで思い悩んでいる僕にとっては、かなりの冒険です。

(※GoPro10は本体も防水仕様なので、ケースを使うことで2重の防水構造となって安全性が向上します)

しかし、滞在先の自炊宿に宅配便で届いたGoProを海で使ってみたところ、予想以上の画質に驚きました。


上の写真はオヤビッチャの群れ、下の写真は水面近くを泳ぐダツです。


しかも製品が届いた翌々日、海中でウミガメに遭遇するという幸運が!


このときGoProで撮影した動画はYouTubeに公開しているので、興味があればそちらもご覧下さい。

(※YouTubeにアップした段階で画質が粗くなっているので、その点はご容赦下さい。ちなみに、このウミガメ写真を撮影した3時間ほど後、宮崎県沖の日向灘でM7.1の地震が発生。僕のいた南の島にも津波注意報が発令され、高台に避難するという騒動がありました。8月8日の話です。)

水中自撮りの奥深い世界

さて、こんなふうにGoProで海の中を撮りまくっていた僕ですが、しばらくすると「魚と自分のツーショットを撮りたい」という欲が湧いてきました。

しかし、そこは一人旅の悲しさ、同行者に撮影してもらうことができません。ツーショットをモノにしたければ、知恵を絞って自撮りするしかないのです。

で、あーでもないこーでもないと試行錯誤した末に撮影できた奇跡の1枚がこちら。題して〈巨大魚と私〉です。


この写真、どうやって撮ったか分かりますか?

気になる方はぜひ、YouTubeで公開している種明かし動画をご覧下さい。

まあ簡単に言えば、録画オンにしたGoProを上向きにして海底に沈め、その上を通過する魚と、海面に浮かんでいる自分が重なるように撮影したわけです。

いや~、我ながら凄いアイデアを思いついたもんだ。

さらに、その海底カメラ動画を見ていたら面白いことに気づきました。カメラを回収するために海底に向かって垂直に潜ってくる自分の姿って、なんかウルトラマンみたいじゃないか、と。

で、それを切り取って静止画にしてみると……



ほら、超新星の爆発から誕生した正義の味方みたいじゃないですか?

これで僕は水中自撮りの魅力に憑りつかれてしまいました。

今度はヤスを持ったまま海底へ垂直降下して魚突きの場面を再現してやろう――――そんな意気込みで撮影したのがこの1枚。


あまりに期待通りの写真が撮れたので、前回のブログ記事〈南の島30連泊日誌①〉のエイを仕留めるシーンで再現写真として使うことにしました。

こうなるともう、次は本当に魚を突く瞬間を撮ってみたくなるのが人の性というもの。

海底に広がる岩場の中から、魚の通り道になっているポイントを選んでGoproを沈め、しばらく海面に漂いながら待機。カメラ付近に魚が集まってきたタイミングで垂直降下して獲物を仕留める――――そんな計画です。

しかし、やはりこれは難易度が高すぎた。

何度か試行錯誤してみたのですが、残念ながら、そんなに都合よくカメラの前で犠牲になってくれるお人好しな魚はいませんでした。

(※魚突き愛好家の間では、水中マスクにカメラを取り付けて動画を撮っている人が結構いるみたいです。僕もいつかやってみたいとは思うのですが、恐らく特別なマスクが必要になると思うので今のところ手を出していません。)

魚獲りと同じくらい面白くなってきた

さて、GoProの活躍の場は海だけじゃありません。

僕が滞在している島には綺麗な川が流れています。ある日、自炊宿の同宿仲間と上流へ川遊びに出かけたのですが、そこでもこのカメラが重宝しました。

どうです、めちゃくちゃ綺麗に撮れてるでしょう?



この川では流れに身を任せて川下り動画も撮影してみました。岩と岩の間をすり抜けつつ、あっちこっちに見え隠れする小魚たちの姿を追いかけながら川を下っていくわけです。こちらもYouTubeに公開していますので、川好きの方はぜひご覧下さい。

というわけで、この島に来てから思い切って買ったGoPro、僕にとってこれ以上ない遊び道具となりました。なんかもう、魚を獲るのと動画を撮るのが同じくらい面白くなってきた感じです。
つづく

〈追伸〉
この記事を書いた翌日、奇跡の動画を撮ることができました。ダツの捕食シーンです。これは一見の価値ありですよ。



【南の島30連泊日誌】


こちら(↓)は1カ月にわたる島暮らしの様子を10分間に凝縮した記録映像です

(→南の島自給自足ツアー総集編


こちら(↓)はこの旅行について語った全4回のインタビュー動画です










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コロナ禍のなか、45歳で新聞社を早期退職し、念願のアーリーリタイア生活へ。前半生で貯めたお金の運用益で生活費をまかないながら、子育てと読書と節約の日々を送っています。ただいま49歳。

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